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17.10.16
挑発するコレクション。クリスチャンルブタン2017SSパリファッションウィーク

今シーズンのパリファッションウィークにおいて、クリスチャン ルブタンは、YazbukeyとOlympia Le-Tanの2ブランドとコラボレーションしました。Yazbukeyのコレクションで私たちのエンジンに火がつき、Olympia Le-Tanのサイケデリックなパーティシーンでは、ひねりを加えたクリスチャン ルブタンらしさを見せつけました。

スピードと激しさ、セクシーさと自由さを体現したYazbukeyの2017SSコレクション。Donna Jordanにインスパイアされたモデルたちが、Lubeckに集結。エナジー補給して向かう先は、ワイルドでイリーガルなドラッグレースを思わせるYazbukeyのステージです。アメリカの伝説的な女性レーシングドライバーDanica Patrickと、映画監督Russ Meyerの作品”ファスター・プシィキャット!キル!キル!” にインスパイアされ、Yazbukeyは世界を動かすガールズを称えるコレクションを発表しました。

心地よい70年代の空気がデザイナーの手によって鮮やかに蘇り、セクシーで楽し気なボンバージャケット、ジャンプスーツ、ドレス、スイムスーツの数々が、チェッカーフラッグやストライプ、そしてブランドのシグネチャーである全面プリントで彩られました。Yazbukey にとって3回目となる今シーズンのコレクションでは、クリスチャン ルブタンのラウンドトウとチャンキーヒールが特徴のパンプス、Fififaが登場。クラシカルなレッドのパテントと、特製のファブリックをあしらった2種類のデザインが、それぞれのルックにコーディネートされました。

Yazbukeyのシグネチャーである、プレキシガラスのアクセサリーもコレクションには欠かせません。“Easy Rider” の必需品である、ジャンパーケーブル、モンキーレンチ、ペンチ、リップスティックといったモチーフを体現したデザインが、カーレースに華を添えました。

Yazbukeyのショーが終わると、次はOlympia Le-Tanのクールかつ刺激的で、サイケデリックな夢の世界が始まります。アートの世界のエッセンスをコレクションに取り入れているOlympia Le-Tan。今回のコレクションでは、60年代のカウンターカルチャーアーティストのRick Griffin、 Seymour Chwast、Milton Glaser、そして横尾忠則が、グラフィカルな柄を多用したルックの中に蘇りました。レインボーカラーのたばこの煙、物憂げな口元、そして一世を風靡した1968年11月号のOzマガジンの表紙などのモチーフが渦巻く中、レインボーカラーのスパンコールと奇抜な飾りがパッチワークのように施されたデニムのセパレートスーツやケープ、ベイビードールスタイルのドレスが披露されます。メゾンを象徴するミノディエール(小型のパーティバッグ)には、田名網 敬一とVictor Moscosoのポップなイラストをミックスした柄があしらわれました。

不思議の国のアリスに登場するうさぎのように観客たちの視線を奪ったのは、特製のクリスチャン ルブタンのエスパドーリュ、Dehia 。ハイヒールのプラットフォームサンダルには、今回のコレクションに合わせた、妖しい魅力のプリントが施されています。ネイビーブルーのFlat Galia は、サイケデリックなルックに落ち着いた印象をプラス。指先に乗せられたクリスチャン ルブタンのネイルカラー、スウィートチャリティーがほんのりと甘さを添え、万華鏡のような柄の洪水にクラシカルな印象を残しました。