The page is loading...
06.03.17
London Calling―2017年秋冬のロンドンファッションウィークにクリスチャン ルブタンが登場

すでに定評のあるブランドから新進気鋭のデザイナーに至るまで、新旧合わせて5組のデザイナーとクリスチャン ルブタンがタッグを組んだ、2017年秋冬のロンドンファッションウィーク。現在のルブタンのコレクションからのセレクトに加え、特別に制作された作品がキャットウォークを彩りました。

オープニングを飾ったのは、モダンと洗練、そして大胆さを兼ね備えた美学で知られる2人組のデザイナー、ティータム・ジョーンズ。彼らのショー「The Body」は多様性を全面に打ち出したラインアップで、従来の美に対する概念を覆そうと試みました。私たちが人の姿形に対して持っている先入観に訴えかけるのは、1930年代のアーティスト、ハンス・ベルマーからインスパイアされた作品たち。ベルマーの人形作品に感化されたキャサリン・ティータムとロブ・ジョーンズの2人は、ボリューミーで変則的なシルエットにオーバーサイズのレースを採用。このレースの格子模様は、クリスチャン ルブタンの2017年春夏コレクションで登場したKadreyanaのパンプスとも共鳴し、さらにAndaloulouやMontezuminaといったサンダルも彼らが求める不完全な形状とハーモニーを奏でます。その一方でラグソールのCharlie MeやダービーのZewarを履いた男性モデルが登場し、ティータム・ジョーンズと初のコラボレーションとなるランウェイを美しく演出しました。

翌日に登場した2人組のデザイナー、パルマー・ハーディングは、シグネチャーであるアシンメトリーや遊び心あるボリューミーなシルエットを自ら再解釈し、新たな段階へと引き上げました。レヴィ・パルマーの青年時代の写真からインスピレーションを得て「反抗心、無邪気さ、ゴシックのコンビネーション」を表現したコレクションは、ゴシック風のシルエットに負けず劣らずドラマチックなテクスチャーを採用。その「反抗心」を後押ししたのは、サンセットオレンジで登場したクリスチャン ルブタンのブーツWho Dancesと、ケージサンダルToerless Muse。ステートメントであるサイハイブーツのClasse Hotも登場しました。さらにルブタンのネイルカラー、ミーヌードやコオルをブロックカラーで施し、両者のコラボレーションに深みを持たせました。

デヴィッド・コーマの2017年秋冬コレクションは、デザイナー自身の文化的ルーツを現代のレンズで見つめ直すことから始まりました。グルジアの伝統衣装が持つマスキュリンで力強いテーマを、グログランリボンやメタルチューブ、プレキシガラスで表現。カーキやアーミーグリーンにバーントオレンジ、ブラックを使用したカモフラージュ柄は戦場を連想させます。スティレットヒールのニーハイブーツMado 120、アンクルブーツMadobootyは今回のショーのため特別に作られました。メタリックなトウキャップが特徴的な新しいスタイルは、現代を生きる戦士にふさわしい装いです。カーキとブラックの光沢感ある素材を使用したチェルシーブーツのVera Fusaもお披露目されました。こうしたミリタリーテイストを仕上げたのは、ルブタン・ボーテラインのネイルカラー。ヌードコレクションのカラーを使用し、アルタペルラとシンプルヌードのネガティブスペースネイルと、シンプルヌードのシングルカラーの2つのスタイルが紹介されました。

ファッションウィークの締めくくりは、シモンズ・ピアメインの2017年秋冬コレクションに登場したリリー・マクメナミーのエネルギッシュなパフォーマンスでした。スタイリストのマックス・ピアメインとデザイナーのアンソニー・シモンズが手掛けたのは、スポーツからインスピレーションを得たコレクション。大小のパネルのパッチワークや独特のカッティングが施された衣装をモデルたちとマクメナミーが着こなし、ステージをドラマチックに彩りました。さらにクリスチャン ルブタンのストラップサンダル、Blakissimaがグラマラスなゴールドカラーやブラックで登場し、スタイルの完成度を高めました。

ファッションウィークの情報は@LouboutinWorldをチェック