クリスチャンルブタンを知る

七つの海を越えて知られるシグネチャー、レッドソールの本拠地であるクリスチャンルブタンにようこそ。
ファンタジーを思い描き、気後れすることなく、素晴らしいサルトリアルの世界に飛び込もう。

ブランドの仕掛け人

クリスチャンルブタンのキャリアは、アフリカ・オセアニア美術館に掲げられていた、「寄木細工の床に傷をつけないよう、女性はスティレットを履かないように」という、天からのものではなく、文字通りの看板から始まった。当時10歳のクリスチャンは、そのとき自分のライフワークのテーマに偶然出会ったとは知らなかった。

3人の姉妹と一緒に育ったパリ生まれのデザイナーは、女性の条件を定義するニュアンスを常に熟知していた。クリスチャンルブタンにとって、すべての女性は芸術品であり、讃えられるべき女神であり、解き放たれるべき無限のパワーを秘めた生命の源なのだ。16歳のとき、有名なフォリー・ベルジェールでインターンシップを始め、独学で靴作りを学んだ彼は、自分のデザインでダンサーの足を飾るようになった。

やがて、世界は彼の舞台となった。クリスチャンルブタンのスケッチは、さまざまな有名デザイナーの目に留まり、ルブタンはその才能を発揮しながら、より技術的な面を学んでいった。1991年、ルブタンはパリにブティックをオープン。その後、輝かしいレッドソールの歴史が始まる。ファッションの歴史をセクシーに一歩ずつ変えた、この有名なパリのデザイナーについてもっと知ろう。

"インスピレーションは、いつでも、どこからでもやってくる。建築物であったり、オブジェ、テキスタイル、ダンス、誰かの動き方であったり、あらゆるものから得ることができる。もしあなたが

目を見開いていれば、どこにでもインスピレーションは存在する。"

クリスチャンルブタン

パリ、ジュテーム

私たちの物語は、昔々、パリでの素晴らしい時代から始まった。クリスチャンルブタンの世界は国際色豊かだが、「光の街」はいつも彼を故郷へと誘う。この魔法の街のように、ルブタンの作品はどれも、見知らぬ者同士を恋に落ちさせるような、強い誘惑の空気を漂わせている。

良い旅を！

クリスチャンルブタンは、幼い頃から世界の人々や文化に飽くなき好奇心を抱いてきた。この名高い靴職人の旅は、彼の創造性を刺激し、世界の最も遠く離れた場所でインスピレーションを得ることで知られている。

欲望のオブジェ

クリスチャンルブタンでは、欲望は単なる優先事項ではなく、創業の理念そのものである。クリスチャンルブタンは、そのデザインひとつひとつで、誘惑に身を委ねることを真の芸術へと昇華させる。結局のところ、ファンタジーを身につけられる夢に変えずして、何のためのサヴォアフェールなのだろうか？

ライト、カメラ、ファッション！

クリスチャンルブタンの創造的イマジネーションは、常に人生よりも大きい。彼の華やかさに対するこだわりは、フランスのキャバレーのバロック的な世界で培われた。彼にとって人生は壮大なランウェイにすぎない。だからこそ、単に歩くのではなく、踊ったり気取って歩くことに意味がある！

立って、目立って

創業以来、クリスチャンルブタンはファッションを夢見るすべての人々を歓迎してきた。クリスチャンルブタンにとって、多様性は無限のインスピレーションが湧き出る泉である。ルブタンのデザインのひとつひとつは、あらゆる立場の人々が自由に、そして完全に自分を表現できるようにすることを目的としている。

1991

1992

1993

2003

2009

2013

2014

2020

2021

2022

1991年、シェ・ルビ

パリで最も有名なアトリエを巡った後、クリスチャンルブタンは運命に従い、ギャルリー・ヴェロ・ドダという新しい住所にたどり着いた。
1991年、パリの中心に位置するこの美しいネオクラシック様式のアーケードが、クリスチャンルブタン初のブティックの本拠地となった。

ブティックを探す

1992年、シーイング・レッド

最初のブティックをオープンして間もなく、クリスチャンルブタンのアトリエのドアを天才的な才能がノックした。オセアニア・アフリカ美術館の外の看板のように、このひらめきは実に奇妙な場所からもたらされた。
デザイナーが新しい靴の試作品に頭を悩ませていると、アシスタントが爪を塗っているのに気づいた。彼はラッカーの瓶を手に取り、靴底全体を赤く塗った。一目惚れだった。
そして、彼のシグネチャーであるレッドソールが誕生したのである。

ラ・ヴィ・アン・ルージュを見つけよう

1993年、ここで成功できるなら、どこでも成功できる

ニューヨークのブティックがオープンしたとき、それはルブタンにとってスターを輩出する新しい時代の幕開けを告げるものだった。
クリスチャンルブタンのレッドソールは、アメリカの大衆文化に旋風を巻き起こし、数々のテレビシリーズ、映画、歌に、さほど目立たないながらもカメオ出演を果たした。ルブタンがレッドカーペットの常連になるまで、そう時間はかからなかった。今や世界的に有名になったパリ出身のデザイナーは、セレブリティの顧客を集め続けた。

2003年、アームキャンディー

クリスチャンルブタンは、靴とバッグを双子の姉妹に例えてきた。レザーグッズコレクションの発表とともに、ルブタンは膝上丈のドレッシングのための目を見張るようなハンドバッグやアクセサリーで、ルブタンファンの足取りをさらに元気づけた。
ファリダ、マリージャンヌ、パロマ、エリサなど、彼のシグネチャーである華やかさとディテールへの比類なきこだわりが込められたこれらの貴重な作品のひとつひとつが、クリスチャンルブタンの大切な友人や愛する人の名前を冠した頌歌となっている。

バッグを見る

2009年、ボーイズ

スティレットヒールの守護聖人であるクリスチャンルブタンが、2009年に初のメンズコレクションを発表するずっと以前からメンズシューズをデザインしていたことを知ると、驚く人もいるかもしれない。
しかし、ルブタンがメンズシューズに正式に進出したきっかけは、世界的なポップスター、ミカからの電話だった。デザイナーと同じように、ミカも3姉妹に囲まれて育ち、お気に入りのレッドソールの靴を履くと、楽しい魔法にかかったようだった。
ミカは、ステージに足を踏み入れたときに同じような魔法のエネルギーを感じることを夢見て、有名な靴職人に電話をかけ、今度のツアー用の靴をデザインしてもらえないかと頼むことにした。この予期せぬ依頼は、偶然にも本格的なコレクションを生み出すきっかけとなり、彼の輝かしいレッドソールの新たな章が刻まれた。

メンズコレクションを見る

2013年、オー・ナチュレル

創業以来、クリスチャンルブタンは、クチュールを夢見るすべての人々を歓迎してきた。そのため、デザイナーが伝説的なヌードコレクションを発表したとき、あらゆる肌のトーンに適応する5色のシェードで実現した包括的なパンプスシリーズは、ブランドにとって当然のクリエイティブな選択に思えたが、結果的にファッション業界全体に革命をもたらした。
クリスチャンルブタンの中では、ヌードは決して色ではなく、脚のシルエットを解き放ち祝福するコンセプトなのだ。
時が経つにつれ、クリスチャンルブタンのヌードは8つの色合いと複数のスタイルを含むまでに拡大し、包括性の先駆的な行為としてファッション史にその名を刻むこととなった。

2014年、ルビ・ビューティ

クリスチャンルブタンがビューティに進出したのは、女性に女性らしさを最大限に表現する力を与えたいという、彼の変わらぬ願いの自然な流れだった。コレクションが一本の赤いマニキュアから始まったことは、驚くにはあたらないだろう。何しろ、彼のシグネチャーであるレッドソールにインスピレーションを与えたのは、赤いラッカーのボトルだったのだから。
2014年の発売以来、クリスチャンルブタンビューティは、リップやネイルラッカーからリキッドアイシャドウやライナーまで、フレグランスとメイクアップアイテムを豊富に取り揃えた、まさに多種多様な花が咲く庭園のようなコレクションに成長した。

クローズアップに備えよう

2020年、ホームカミング

クリスチャンルブタンの輝かしいキャリアは、運命に導かれるように、彼の物語が始まった場所、ラ・ポルト・ドレ宮に戻ってくることになる。
l’Exhibitionn[iste] 展示会では、彼の最も貴重な作品や未公開のコラボレーションのセレクションを通して、世界的に有名なデザイナーのクリエイティブなマインドの内側を旅することができます。

2021年、フラティー30

レッドソールの旅が始まって30年、クリスチャンルブタンは再び特別な住所に戻りついた。パリの中心部、ジャン・ジャック・ルソー通りのギャルリー・ヴェロ・ドダで、クリスチャンルブタンは最初のブティックの扉を再び開いた。かつて90年代初頭、モナコのカロリーヌ公妃とW Magazineのアメリカ人編集者が同時にこの住所を見つけ、ブティックは一躍有名になった。