The page is loading...
22.07.16
クリスチャン ルブタン リオ オリンピックの舞台へ

記念すべき2016年のリオ オリンピックにおいて、キューバ代表団が着用する公式行事用スーツを制作するために、クリスチャン ルブタンはフランスの人気ECサイト「スポーティアンリ」と提携しました。このプロジェクトでは、アスリートたちが閉会式などのフォーマルな機会に身に着ける、シックなシューズが作られました。シューズは、キューバの伝統と選手自身からヒントを得てデザインされています。インスピレーションやアドバイスの源として、新旧のキューバの選手たちはこのコレクションを完成させる上で積極的な役割を果たしました。

メンズウェアを得意とするSportyhenri.comと協力し、クリスチャン・ルブタンは100人以上のキューバのトップアスリートたちの服をデザインしました。彼は、これまで何十年もの間スポーツからインスパイアされてデザインしてきました。このプロジェクトではスポーティアンリの創立者、Henri Taiがプロアスリートだったこともあり、2人の経験を生かしてデザインを進めていきました。「エレガントで流れるようなアスリートの動きに魅了されます。それは、彼らが自身の体を完璧にコントロールすることで生まれるものだからです。オリンピックで彼らがユニフォームを身に着けると、重力、時間、その他すべての物理的な法則を超越したスーパーヒーローに変身したように見えます。私たちがデザインしたのは、彼らが人間に戻ってもなお栄光の瞬間にいて、脚光を浴びながらも現実の世界に戻りつつあるという、その一瞬のための礼服です。外から見たときの美しさだけではなく、身に着けた瞬間に分かる着心地の良さでも彼らを驚かせたいと思います。」

シックなキューバの雰囲気を見事に表現しながらも、快適さとフィット感を損なうことのないアスリートらしいシルエットは、現役選手たちだけでなく、元オリンピック選手たちのアドバイスを参考にしながら創り上げられました。フランスの元ハンドボール選手であるHenri Taiはこう語っています。「今回の服は、アスリートの見事な肉体にフィットするものでなくてはなりません。手足の長さも比率も、普段私たちが使っているサンプルサイズや平均とは全く違います。彼らの鍛え上げられた体にフィットして、美しく見せるのが私たちのミッションでした。」

アスリートたちのためにオーダーされたアンサンブルの仕上げは、ルブタンが特別にデザインした靴です。男性用のハイカットスニーカーとローファースタイルのNaza Starは、カーフレザーのスリムなシルエットで、体操のManrique Larduet Bicet選手の軽い足取りにぴったり。レスリングのMijaín López Núñez選手の51.5(日本サイズで約36.5cm)という驚きのサイズの足も、優雅に演出します。女性選手用のキトゥンヒールのNazaサンダルは、彼女たちのステージがトラックや競技場やリングであるのを忘れることなく、明るいイメージや、セクシーな魅力を少しだけ添えています。

このコンセプトにはパリのアトリエで命が吹き込まれ、男性用はルブタンらしいレッド、女性用はベージュのテイラーメイドのジャケットが用意されました。柔道のDayaris Mestre Alvarez選手の女性らしい肩や、同じく柔道のスター選手であるAlex Garcia Mendozaの上腕二頭筋のどちらにもぴったりと合うように仕立てられています。ジャケットはパンツ、ショートパンツ、スカートのどのボトムスに組み合わせても美しく、胸ポケットには誇らしげにキューバの国旗があしらわれ、選手の背中には、幸運の象徴である白い星が輝いています。選手たちはこのスペシャルなスーツに身を包み、2016年8月21日の閉会式に参加しました。

Henri Taiのシックで高機能なスポーツウェアについては、 SportyHenri.com.をご覧ください。